一日遅れの氷室の日を迎えた、私自身に対する思い・・
毎年7月1日は、氷室の日です。
古くは加賀藩政時代に、湯涌温泉にある竪穴式の藁葺き倉庫に貯蔵された雪を、当時の江戸幕府へ奉納するための儀式に由来されているとされています。
梅雨のジメジメした鬱陶しい最中で行われるため、しかも冷凍冷蔵保存するためのハイテク機器も無いそんな中で「安心で豊かで幸福な健康生活」の祈願が行われたのだと思われます。
そのために、当時としては貴重だった甘味物(特に小豆の餡)を使った食品として、饅頭が考案されて製造されたのだと考えられます。
それが「氷室饅頭」なのです。
現在では、金沢市内の多くの和菓子屋さんで規模の大小問わず、それが製造されて多くの人達から、長い歴史に渡って愛され続けているのです!
本来ならば、7月1日にそれを買って食するのです。
しかし、仕事のスケジュールの関係で、その翌日となってしまったのです。
いつもそれを買いに行くお店は、昭和の雰囲気を色濃く残すのんびりとした店内である「みや川菓子舗」です。
現代の様なクールビューティーさは無いが、懐かしさと温もりを主体としたもので、癒やしの空間そのものでした。親子で頑張って切磋琢磨しながら、切り盛りをしている見て見て、私は店へ行く度に元気と勇気を貰っています。
仕事から帰って来てから、早速それを食しました。
仕事帰りでしたので、仕事疲れを吹飛ばしてくれた程に甘くて美味しかったです!
今年の氷室は梅雨明け後ではありましたが、梅雨の鬱陶しさと灼熱の暑さを乗り切る格好で、健やかな生活が出来る事をお祈り申し上げます!
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